スーツとちょっといい話

2021.09.04

スーツの裾上げ方法の種類とは?シングル・ダブル・モーニングの違いについて解説!

ダブルシングル

パンツの裾上げをする時やオーダーメイドでスーツを作る時、

「裾はどのような仕上げ方にしますか?」

と聞かれたことはありませんか?

今回はスーツの裾上げ方法について、その種類と特徴を詳しくご説明します!この記事を読んでそれぞれの裾上げ方法の違いを知り、今後パンツを買う時や裾上げをする時のご参考にしていただけると嬉しいです。

 

裾上げの種類は大きく分けて3つ

裾上げの種類は、シングル・ダブル・モーニングの大きく分けて3つあります。それぞれの特徴について、一つずつ紹介していきます。

 

裾上げ方法①シングル

裾上げの基本のスタイルです。簡単に言うと折り返しがなく、縫い目が見えない仕上げのことを言います。

シングル仕上げシングル仕上げ(2)

 

裾上げ方法②ダブル

裾が折り返してある仕上げ方法です。折り返しの幅は一般的に3〜5cmが多く、最近の主流は4cmがとなってます。しかし決まりはないので、それぞれの好みや全体のバランスを考えて決めるのが良いでしょう。

ダブルの由来は諸説ありますが、イギリスのオシャレな紳士が歩いていると突然雨が降ってきて裾が濡れて汚れてしまうのを防ぐために折り返し、それを見た人々が真似をして広まったのがはじまりと言われています。

 

ダブル仕上げダブル仕上げ(2)

 

裾上げ方法③モーニング

今回紹介する裾上げ方法の中で一番フォーマルな方法です。裾の前が短め、後ろが長めになっているのが特徴です。裾の前が少し短くなっていることにより、靴に当たってシワができるのを防ぎ、センタープレス(クリースライン)がくっきり見えます。それによって、フォーマルでエレガントな印象を与えることができます。

ヒールがある靴やエナメルの靴との相性が良く、タキシードに合わせるスラックスはモーニングであることがほとんどです。

 

モーニング仕上げモーニング仕上げ(2)

 

シングル?ダブル?どの裾上げ方法を選べばいい?

結論から言うと、ビジネスシーンであればシングルでもダブルでもどちらでも良いです。
3つの裾上げ方法を説明しましたが、ビジネスシーンではシングルかダブルのどちらかの場合がほとんどで、どちらが良い・悪いというのはありません。しかし、葬式や結婚式などの冠婚葬祭でのダブルは避けた方が良いでしょう。

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